現代の名工
代表取締役の苅宿充久が「現代の名工」として2020年に表彰されました。
ガラス工業製品の安定生産に著しく寄与した高い技術力、
職業訓練校の校長として次世代への継承を図る功績などが評価されました。
厚労省表彰「現代の名工」/東京都「現代の匠」
「卓越した技能者(現代の名工)」の表彰制度は、日本の最高水準にある優れた技能者を厚生労働省が表彰するものです。1965年に始まり、近年は毎年約150人が表彰されています。
今回の受賞は、高温環境下においてもクラックの生じない硬質クロムを実現し、金型の離型性と寿命を向上させ、ジョッキグラスをはじめとするガラス工業製品の安定生産へ大きく寄与したことが評価されました。また技能検定員や職業訓練校を通じて、後進技能者を積極的に指導育成している功績も認められました。
2016年には東京都が実施する匠の技の継承を目的とした事業「TOKYO匠の技」にて熟練技能者の一人に選出され、その技術が動画で公開されています。
今後も研究心、向上心を胸に努力を積み重ね、めっき業界の発展に貢献していきます。

「TOKYO匠の技」技能継承動画
めっき熟練技能編
めっき紹介編
東京都鍍金工業組合高等職業訓練校「校長」
後進の育成には早くから取り組んできました。技能検定員として技能士の学科試験や実技試験の問題作成に携わるほか、2012年からは東京都鍍金工業組合高等職業訓練校(めっき学校)の校長も務めています。この学校は1953年に発足した東京鍍金学校を前身とし、これまでに多くの修了生を業界に送り出してきました。
これからのめっき業には提案力も重要です。「もっといいめっきの方法はないか」「新しくめっきができるものはないか」という研究心や向上心が、時代の変化や素材の進化を先読みする力を培うことにつながるでしょう。学校では技術だけでなく、そうしたことも伝えています。
